2015年06月01日

即身仏になるまで

前の記事 ”即身仏を拝観しに行こう”からの続編。
即身仏については2015年6月3日22時NHKの『歴史秘話ヒストリア』でも放送されます。

2014年10月1日読売新聞夕刊記事を要約します。

即身仏になるには、修行でいくつかの段階を経て、最後に入定(にゅうじょう)する。


1、数年間穀物を断って木の実や皮だけで湯殿山で修業する木食行(もくじきぎょう)。

2、衰弱すると、おぶわれて下山し、塩と水のみで42日間の断食。

3、漆を飲み、ウジ虫がわかない体にする。

4、最後に座禅のため地下3mに作られた1平方メートル程度の石室(いしむろ)に入る。
これを土中入定という。石室(いしむろ)と外界とをつなぐ竹筒がある。
行者は中で読経する。
行者の手にある鈴の音が竹筒から聞こえなくなったら亡くなったとみなされる。

5、3年3カ月後に掘り出される。



・・・コワイ。まねできないね。。。
読売新聞記事には即身仏を志した動機についても触れています。
1つのヒントは大飢饉など、民に受難の時期に即身仏を志した人が多いこと。
「行者は人々を救えなくても、共に苦しみを背負おうとして即身仏になった。その姿に人々は手を合わせたのでは。」と、山形県白鷹町の蔵高院の三浦信高(しんこう)住職。

そして切ない話もある。
恐怖で石室から脱出を図る行者もおり、爪がはがれた壮絶な姿で見つかったこともあるのだとか。
「入定前、多くの行者は最後の孝行でお布施を実家に送りました。
お金をもらった以上脱出はご法度。封鎖に使う重い石のふたはその暗喩のようです。」と記事にあります。

最後になりましたが、明治時代に入定し、忘れ去られた行者も多く、近年発掘された例もあるそうです。


・・・胸がつまります。


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ラベル:雑学 観光
posted by なる3 at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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